大腸内視鏡・胃カメラの専門クリニック

医療法人 桐山クリニック

〒370-0065 群馬県高崎市末広町235-8 (高崎駅から5分)

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からだの部位からわかる病気

大腸・小腸の病気

食事により摂取したものの消化・吸収に関わる大腸や小腸の疾患も様々です。がんを含む腫瘍性の病気から炎症性の疾患もあります。炎症にも急性炎症と慢性的な炎症があり、治療法も異なります。

診断のために内視鏡検査を行う事も多く、当院でも多くの方が診断治療を受けられています。

大腸がん

早期がんでもリンパに
転移をきたすこともあります

結腸や直腸の大腸粘膜から生じる悪性の腫瘍のことです。生検などによる組織型はほとんどが腺癌で、腫瘍の浸潤が粘膜下層までの早期癌と、固有筋層以下に浸潤した進行癌に分けられます。発症年齢は50~70歳代が多いものの、最近は比較的若い方にも多く認められます。

早期癌の場合には症状が少なく、無症状や健診発見もあります。病期の進行により、便秘・便通異常・血便・便柱狭小化などの症状が出てきます。

診断はX腺検査や内視鏡検査で病変の有無を確認します。X線検査で指摘された場合にも内視鏡検査を行う事も多く、また内視鏡検査は腫瘍の形態、深達度の診断に加え生検で組織採取ができるという特長があるため、最初から内視鏡検査を行う事が多くなっています。

病期の診断のため、CTやMRIなどを追加したり、腫瘍マーカーを測定します。大腸がんは肝臓や肺への転移をしやすく、経過観察のためにも腹部超音波や胸部レントゲン検査、CT検査が重要です。

大腸がんの危険因子は高脂肪・高タンパク・低食物繊維の食事など欧米スタイルの食生活が癌の発生に関与すると考えられています。また腸粘膜の慢性炎症をきたす炎症性腸疾患では、その経過が長くなると大腸癌リスクが高くなることが知られています。潰瘍性大腸炎など経過の長い疾患では、内視鏡検査時に炎症の確認とともに腫瘍の有無もチェックが必要です。

遺伝的素因もますます解析されてきており、家族性大腸腺腫症(FAP)やリンチ症候群が代表的です。非遺伝性の大腸癌よりも若年で発症する傾向があり、また大腸以外の臓器の腫瘍のチェックも必要な場合があります。

大腸がんでも早期がんで発見された場合にはポリペクトミー、内視鏡的粘膜切除術(EMR)、内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)といった内視鏡切除によって根治することもできます。そのためにはリンパ節転移の可能性がほとんどない病変で早期発見することが肝心です。

早期癌でもリンパ節などに転移する因子を有している場合や、それ以上の大腸がんでは外科手術が基本的な治療方法となります。大腸の中でも結腸がんと直腸がんでは大きく部位が異なり、周囲の臓器も異なるため、手術が異なります。特に直腸がんで病変の場所が肛門に近い場合には、人工肛門が必要となることもあります。また膀胱や性機能を支配する神経が近くを走行しており、術後にもその機能障害をきたさないような手術が推奨されています。

大腸癌に対する化学療法もその有効性だけでなく治療の副作用も軽減される方法が進んでいます。術後の再発や転移を抑制するために行う術後補助化学療法と、切除不能な大腸癌に対して行う全身化学療法がある。この切除不能な進行大腸癌に対して化学療法が奏功した場合に、原発巣が切除可能となることもあります。また最近では分子標的治療薬が適応となる大腸癌もあり、治療の選択肢が増えています。いずれにしても早期発見・早期治療が重要です。

虚血性大腸炎

 大腸の血流障害により粘膜に限局性の虚血性変化をきたす疾患です。とくに左側結腸(脾彎曲~下行結腸/S状結腸)に好発します。突然おこる左下腹部痛とそれに引き続く下痢や血便のために受診されることが多いです。高齢者に好発傾向で、若い方でも発症しますが、便秘や排便時のいきみなどの影響があります。

内視鏡検査では左側の結腸を中心に、粘膜の浮腫やびらん・出血・縦走潰瘍などを認めます。原因として高血圧・糖尿病・高脂血症などによる栄養血管の動脈硬化性変化や、便秘・腸蠕動亢進などの機械的要因が関与していると考えられています。

治療としては、保存的治療と外科的治療があり、ほとんどは保存的治療(絶食・補液・鎮痙剤や鎮痛剤・抗菌薬投与など) 12週間のうちに治癒します。腸管の狭窄を認めたり、腸管壁全層の壊死に至る壊疽型では、外科的治療が必要となります。

潰瘍性大腸炎

炎症の評価に内視鏡検査を行います

粘血便や下痢、腹痛の症状で受診することが多く、病変は基本的に直腸から始まり連続性に広がります。炎症の持続、病状の悪化により発熱や体重減少、全身倦怠感も認められることがあります。潰瘍性大腸炎は炎症性腸疾患の1つであり、長期にわたり広範に大腸に炎症をおよぼす場合には大腸癌のリスクが高くなります。小児から高齢者まで発症しますが、10歳代後半~30歳代前半の若年者に好発するといわれています。

ほかの腸の炎症性疾患を鑑別するためにも内視鏡検査は非常に重要な検査です。発症後の診断だけでなく、治療による炎症の改善程度、粘膜治癒の確認も重要です。

免疫異常などの遺伝因子、食習慣などの環境因子、ストレスなどの心理学的因子が複雑に関連して発症するものと考えられていますが、病因は明らかになってはいません。また大腸以外にも虹彩毛様体炎、原発性硬化性胆管炎など他の臓器の炎症を併発することもあり全身管理も必要です。

病変の拡がりにより、直腸炎型、左側大腸炎型、全大腸炎型と分類されます。炎症の程度や症状も異なってきます。この炎症の範囲や症状を考慮して薬物療法を基本として寛解導入・維持を行い、無効例や重大な合併症に対しては外科的治療を行っていきます。

潰瘍性大腸炎は働き盛りの、年齢の若い方に発症しやすい疾患で、継続的な治療が欠かせません。桐山クリニックでは平日にお休みが取りづらい方でもしっかり治療や検査を継続できるように土曜・日曜にも診療も検査も行っています。

また潰瘍性大腸炎は「難病の患者に対する医療等に関する法律」の指定難病であり、申請を行い認定されれば医療費助成を受けることができます。桐山クリニックは難病指定医のいる難病指定医療機関となっています。継続的な治療を行っていきましょう。

大腸憩室症

多発憩室

腸など消化管の壁の一部がその外側に突出したもののことを憩室といいます。特に結腸に多くS状結腸や上行結腸に多発することがあります。この憩室に炎症が起こると憩室炎となり腹痛の原因の一つで、悪化すると腹膜炎を引き起こします。また憩室からの出血をきたすこともあります。

繊維成分の少ない食事や便秘などにより腸内圧の上昇などが原因と考えられています。また加齢により腸管壁が弱まることも原因の一つと言われています。

憩室が多くなると便秘や下痢などの排便異常や腹部膨満感などが多くなります。憩室炎を起こすとその部位に腹痛や圧痛が認められます。

便秘や下痢、腹部膨満感などの腹部症状がある場合には、腸管運動を刺激しないような食事を摂るといった食事指導を行います。

憩室炎の場合には基本的に禁飲食として、抗生剤による治療を行います。憩室より出血がみられる場合には内視鏡的止血術を行うこともあります。

クローン病

大腸および小腸の粘膜に慢性の炎症や潰瘍を引き起こす原因不明の疾患の総称を炎症性腸疾患といいます。その一つにクローン病があり、腹痛の原因となります。

主として1020代の若年者に好発します。口腔から肛門に至るまでの消化管のどの部位にも炎症や潰瘍が起こりえます。小腸と大腸を中心として特に小腸末端部が好発部位です。病変の炎症により腹痛や下痢・血便・体重減少などが生じます。

特徴的な症状は、腹痛と下痢で半数以上の患者さんでみられます。さらに発熱・下痢・腹部腫瘤・体重減少・全身倦怠感・貧血などの症状もしばしば現れます。

また、瘻孔(腸どうしあるいは、腸と他の臓器や皮膚がつながる)、狭窄(炎症を繰り返すことで腸管の内腔が狭くなる)、穿孔(深い潰瘍ができ腸に穴が開く)、膿瘍(うみがたまる) などの腸管の合併症や、腸管外の合併症(口内炎・関節炎・虹彩炎・結節性紅斑・肛門部病変など)も多く、これらの有無によりさまざまな症状を呈します。

治療としては、内科的治療(薬物療法・栄養療法など)と外科的治療があります。内科的治療が主体となりますが、腸閉塞や穿孔、潰瘍などの合併症には外科的治療が必要となります。

クローン病は厚生労働省で難病と指定されており、難病認定されると公費助成を受けることができます。

薬剤性腸炎

薬剤が原因で起こった腸炎を薬剤性腸炎といい、多くは抗菌薬の投与後に起こりやすい腸炎です。他にも抗癌薬、非ステロイド性抗炎症薬や胃潰瘍治療薬などが原因となることがあります。急性出血性腸炎や偽膜性腸炎が典型的です。

急性出血性腸炎では原因薬剤の服用から1週間以内に出血が起こります。鑑別診断のために血液検査、糞便検査や内視鏡検査を行うこともあります。

原因薬剤の中止そのものも治療になります。薬剤中止により症状が改善し診断がつくこともあり、止痢剤や腸管運動抑制薬などは基本的に使用せず、原因薬剤の中止と対症療法が中心です。

感染性腸炎

病原菌などの腸管への感染に伴い、下痢・腹痛・嘔吐・発熱などの症状が現れる腸炎です。

原因となる細菌にはサルモネラ、腸炎ビブリオ、カンピロバクター、腸管出血性大腸菌、ブドウ球菌、セレウス菌、ウェルシュ菌、エルシニア菌、赤痢菌、コレラ菌、チフス菌、パラチフス菌、ボツリヌス菌などがあります。

ウイルス性のものにはノロウイルス、ロタウイルス、アデノウイルス、サイトメガロウイルス、エンテロウイルス、HIVウイルスなどがあります。

寄生虫や原虫では赤痢アメーバ、ランブル鞭毛虫、糞線虫などがあります。

診断確定のため糞便検査を行ったり、血液検査や内視鏡検査を行います。

自然治癒するものも多く、食事・水分補給など対症療法で軽快する場合も多いですが、症状が習得な場合には脱水をきたし全身状態が悪化しやすくなります。そのため激しい下痢で腹痛や嘔吐がある場合には食事制限を行ったり、脱水症状があり食事が出来ない場合には点滴も行います。下痢止めや腸管蠕動抑制薬は、原因菌を腸管内にとどめることになるので原則的には使用しません。抗菌薬を投与することもありますが、長期間投与しないことも治療の上で重要です。

過敏性腸症候群

血液検査や内視鏡検査などをしてもがんや炎症性腸疾患などの器質的な病気を認めないにもかかわらず、腹痛や腹部膨満感を自覚し下痢や便秘を繰り返す疾患です。数ヶ月以上、排便回数や便秘と下痢を繰り返すことがあり、つらい症状や不安のため健康的な生活を送ることが難しくなります。

機能性の消化管疾患のひとつと考えられており、下痢型、便秘型、下痢と便秘を繰り返す混合型、ガスが多くおなかの張りやすいガス型などに分類されます。

比較的年齢の若い1040歳代の方に多く見られますが、中高年の方で症状が目立つ方も多くなっています。感受性が強い若年層に発症しやすく、入学や入社などストレスのかかる時期に症状が悪化しやすいといわれています。年齢とともにを患者数は減少すると考えられていますが、有病者は多く、症状の程度の違いはあるものの人口の約1020%に症状が認められるともいわれています。

ストレスや不安によって症状が出やすくなります。ストレスが続くと、腸の運動が激しくなり、さらに腸の周りの神経が敏感となり痛みを感じやすくなりますそのストレスや不安のため腹部の症状以外にも不眠や頭痛、食欲低下などの症状が伴うこともあります。

過敏性腸症候群は、大腸がんや炎症性腸疾患が無いときに診断される疾患です。似たような症状だからと診断できるわけではなく、出血や体重減少、発熱などの異常があるときには早めに内視鏡検査をおこなう必要があります。とくに40歳以上の方や、消化管疾患の家族歴がある場合には早めに専門医を受診し、精密検査を受けましょう。

症状のある方は

大腸や小腸には他にも疾患は数多くあります。

桐山クリニックでは消化器科・胃腸科として大腸や小腸の診断や治療を行っています。

気になる症状がある方は、遠慮なくお問い合わせ・ご来院ください。

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桐山 真典

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