大腸内視鏡・胃カメラの専門クリニック
医療法人 桐山クリニック
〒370-0065 群馬県高崎市末広町235-8 (高崎駅から5分)
診療時間 | 月・木・金 9時から18時 火 9時から13時 土・日 9時から16時 (当院は予約制です) |
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休診日 | 水曜・祝日 |
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本当はつらくない内視鏡検査をすべての方へ – 桐山クリニック(高崎・群馬)
胸やけとは、胸が焼けるようにひりひりする感じや痛み・胃酸が上がってくるような感覚や胸全体に感じる違和感などを表します。表現の仕方は人それぞれであり、「食後に酸っぱいものが込み上げてくる」「胸が熱い」「胸がつかえる」「背中が張る」といった症状を訴える場合もあります。
多くの場合、胃酸の逆流により食道粘膜が刺激されることによって起こります。
胃酸が逆流するメカニズムは加齢や肥満に加え、食べ物により満腹になり胃が拡張した時に食道と胃の接合部である下部食道括約筋が緩むことによって起こります。その他にも食道粘膜の知覚過敏や食道蠕動運動の障害など様々な機序が関与していると考えられています。
逆流性食道炎、消化性潰瘍、機能性ディスペプシア、食道アカラシア、食道癌、胃癌、狭心症、心筋梗塞などがあります。
胸焼けのような症状に加えて、強い胸の痛みがあるような場合には、急を要する場合があるので注意が必要です。
食べ過ぎや飲みすぎは胃腸に負担をかけ、胸焼けの原因になることがあります。直後には横にならないようにしましょう。また、胃腸を休ませるためにも食事の内容は消化の良いものにするなどの工夫をしましょう。
刺激物や脂肪成分の摂りすぎは胃もたれなどの症状を引き起こしやすく胸やけ症状をきたします。食事のバランスには日常的に気を配り、肉類や揚げ物ばかりに偏ることがないようにしましょう。また、刺激物を好んで食べる人もやはり摂りすぎには注意し、適度な量に留めることが大切です。
〈胸焼けを引き起こしやすい食事〉
とんかつや天ぷらなどの揚げ物・マヨネーズ・バターなどの乳製品など高脂肪の食品、チョコレート、柑橘類、香辛料を多く使ったもの、コーヒー、アルコールや炭酸飲料などは胸やけをきたしやすいため、摂取量には注意しましょう。
妊娠や肥満、便秘によって胃が圧迫されることで症状が悪化することがあります。
食事管理に気を付けて、1度に食べる量を調整すると症状が緩和されていきます。体重を減らすことや、便秘の解消のために運動を心がけましょう。
食後すぐは胃の圧力が高い状態にあります。仕事や日々の業務で夕食が遅くなりがちな方も、できるだけ食後3時間程度たってから睡眠をとるように食事時間を調整するとよいでしょう。
喫煙習慣は胃の入口の筋力を弱め、胃もたれ・喉の違和感などの症状を引き起こす可能性があります。痰がでやすく、胸やけだけでなく呼吸器の症状が併存する場合があります。
ストレスは胸やけの大きな原因の一つです。胃の動きを低下させ、潰瘍などの原因となることもあります。
現在の日常生活ではストレスがかかりやすい状況も多いですが、睡眠を十分にとり、日常的に心の状態にも気を配るようにするとよいでしょう。
治療法は?
プロトンポンプ阻害剤(PPI)やH2ブロッカーなどの内服薬による治療で胃酸の分泌を抑えて治療します。
胃酸を中和する薬も有効です。胃酸分泌抑制剤と併用して使われることも多い薬剤です。
食道の運動を調整します。逆流してきた胃酸を押し戻す働きを高めます。
こんな症状が当てはまる方や思い当たる方は内視鏡検査を受けましょう!
胸やけの治療には、正確な診断と専門的な知識に基づく治療法の選択がきわめて重要です。
いつもと同じ症状だからとか、以前の症状も今はよくなったからなどと安易に自己判断せず、消化器や胃腸の専門医を受診しましょう。
桐山クリニックでは胸やけの原因となる逆流性食道炎や食道がんなどの内視鏡検査や治療を行っております。胃や大腸など気になる症状がある方は、遠慮なくお問い合わせ・ご来院ください。