大腸内視鏡・胃カメラの専門クリニック
医療法人 桐山クリニック
〒370-0065 群馬県高崎市末広町235-8 (高崎駅から5分)
診療時間 | 月・木・金 9時から18時 火 9時から13時 土・日 9時から16時 (当院は予約制です) |
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休診日 | 水曜・祝日 |
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同じ疾患でも異なった症状が目立つこともあります。また以前と同じだからと軽く考えていると、病状が悪化していたり、別の疾患であったりすることもあります。
症状が気になるときは早めに受診しましょう!
よくお腹をこわしたので・・・と受診されることの多い症状です。医学的に下痢とは、水分を多く含んだ液状の便を頻回に排泄する状態のことをいいます。その症状が継続する期間により、急性下痢と慢性下痢に分けられます。
〈急性下痢〉
持続期間は1~2週間以内で、ウイルス・細菌・寄生虫などによる感染性腸炎や薬剤性腸炎、食中毒、暴飲暴食などが主な原因です。
〈慢性下痢〉
1ヵ月以上症状が続き、その原因としては潰瘍性大腸炎・クローン病・ベーチェット病などの炎症性腸症候群や過敏性腸症候群、感染性腸炎、慢性膵炎や糖尿病など代謝異常による下痢も原因となります。
下痢を引き起こす大腸菌である病原性大腸菌の中でもO-157は、病原性と毒性が強く、重篤化しやすいため注意が必要です。
急性の下痢症状は、体内に入ってきた有害物質を排除する自己防衛的な生理現象でもあり、原因によっては下痢止めは使用しないで原因物質が排出されるのを待つ必要があります。激しい下痢では脱水や電解質異常を起こすため、状態に応じて抗菌薬療法、輸液療法、食事療法を行います。
体も心も健康な状態では、食欲があります。空腹な状態になると食欲がでてきます。これは正常な生理的現象であり、食べ物を食べることで消失します。
食欲は脳の視床下部にある摂食中枢と満腹中枢によってコントロールされています。美味しそうな食べ物を見ると、摂食中枢が刺激され食欲が出てきます。そして食べ物を食べることにより、満腹中枢が刺激され食欲が消失するようにコントロールされています。
この健常のシステムがうまく機能しなくなってしまうと、食欲低下や食欲不振という食べ物を食べたいという欲求が低下したり、あるいは消失してしまった状態になります。
食欲中枢は、様々な要因で影響を受けます。消化管の疾患があれば胃腸機能が低下し消化管機能やホルモンなどの変化により食欲は低下します。また消化器疾患以外にもうっ血性心不全、尿毒症、汎下垂体機能低下症、うつ病などでも食欲不振をきたします。さらに抗癌薬やモルヒネなどの薬剤の副作用により食欲不振になることもあります。
食欲低下や食欲不振の場合に疑われる疾患は極めて多岐にわたります。ある意味ではどの疾患も程度がひどければ食欲低下を招く可能性があります。特に急性胃炎、胃癌、慢性膵炎、過敏性腸症候群などでも食欲低下をきたします。
とくに消化器に大きな異常がないけれども食欲不振がある場合には補中益気湯や六君子湯などの漢方薬を使用して、体力増強を図ることもあります。
腸管にたくさんのガスや便が溜まることでおなかの張りが起こります。膨満感の主な原因は、便秘や食事摂取内容、過敏性腸症候群などです。
便が出にくく便が残る場合には便秘の治療を行っていきます。
一方で、ガスがたくさん溜まる場合には、食べたものの消化の過程で腸内細菌がガスを発生し症状がでやすくなります。腸内細菌の分布が偏り、悪玉菌であるガス産生菌が優位になるとガスが増えておなかの張りの原因となります。他にも呑気症などストレスなどで口から空気を飲み込んでしまう病態もあります。ガスはたまったらゲップやおならとして体外に出してしまうのが一番ですが、職場や学校など他の人のいる環境ではなかなか気を遣って出せなくなります。その場合にはさらにガスも増え胃腸の運動も低下する悪循環になってしまいます。
またガスが多くなくても、ストレスや食べ過ぎなど消化不良でも胃腸の動きが悪くなり部分的にガスが貯留したり腸のむくみが生じて膨満感の原因になります。
症状が持続し悪化する場合には大腸癌などの腫瘍や炎症性腸疾患なども調べる必要があります。
桐山クリニックでは症状に合わせて診療を行っております。
下痢や食欲低下の精密検査の内視鏡検査や治療も行っています。
胃や大腸など気になる症状がある方は、遠慮なくお問い合わせ・ご来院ください。
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