大腸内視鏡・胃カメラの専門クリニック
医療法人 桐山クリニック
〒370-0065 群馬県高崎市末広町235-8 (高崎駅から5分)
診療時間 | 月・木・金 9時から18時 火 9時から13時 土・日 9時から16時 (当院は予約制です) |
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休診日 | 水曜・祝日 |
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国立がん研究センターから2018年8月に重大な情報が報告されています。全国のがん診療連携拠点病院に受診した患者さんで2008-2009年にがんや腫瘍を診断されたのち経過を追うことができた方のデータ集計です。
そのがん患者さんの5年相対生存率は65.8%でした。また胃71.1%、大腸72.9%、肝臓39.0%、肺40.0%、女性乳房92.7%でした(国立がん研究センターがん情報サービス, ganjoho.jp)。以前の報告に比べ改善はしていますが、まだまだがんで亡くなる方が多いことがわかります。
また地域差という問題もあります。胃がんについてみてみると、胃がんの5年相対生存率は、全国平均71.1%ですが、群馬県は59.5%とかなり低い結果でした。
また大腸がんについては全国平均72.9%ですが、群馬県は66.8%とやはり全国平均より低い数字でした。
この結果については、地域ごとの施設数など偏りもあり一概に比較できるものではないことも指摘されていますが、以前からも生存率の低い地域は、患者の年齢が高い、早期発見率が低く手術ができていないなどの傾向が考えられています。
検診を受けているのにどうしてこんな手遅れになってしまうのかと思う患者さんがいます。「この前胃カメラをしたよ」、といわれるのに、実は正しく診断されていない、見落とされていることが多いのだと思います。検診の精度がとても重要ということがよくわかるデータです。
胃カメラといっても、その検査の仕方で精度は全く異なります。胃がんのできやすい胃かどうか、できやすい場所、カメラで注意して観察しないと見つけにくい部位など、同じ5分程度の検査であってもまったく異なる検査と言えます。
胃粘膜を内視鏡で観察するときには、その粘膜の色の違いや粘膜表層の細かな小血管の密度、その血管の太まりなどの変化に注意しながら病変を見つけ、さらに診断していきます。
私たちが日々すこしでも早期発見で早期治療ができるようにと行っている内視鏡検査がいかに重要であるか示したデータだと思います。少しでもこの数字を改善するように皆さんによい検査を受けていただけるように、つらくない内視鏡検査を毎日行っています。
良い検査をうけていただき、早期発見すれば必ずがん死亡は減らせます。早期発見のためにも苦痛のない精度の高い内視鏡検査をお勧めします。
桐山クリニックでは苦痛のない精度の高い内視鏡検査を行っております。
食道や胃など気になる症状がある方は、遠慮なくお問い合わせ・ご来院ください。