大腸内視鏡・胃カメラの専門クリニック
医療法人 桐山クリニック
〒370-0065 群馬県高崎市末広町235-8 (高崎駅から5分)
診療時間 | 月・木・金 9時から18時 火 9時から13時 土・日 9時から16時 (当院は予約制です) |
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休診日 | 水曜・祝日 |
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大腸内視鏡を行う上で大切なことは、専用の洗浄液で前処置を行い腸の中をきれいにして、便などの細かなカスが残っていない状態にすることです。
便が残っているとカメラで挿入するときにも見づらく、挿入するにも時間がかかります。また観察の妨げになり大腸ポリープの見落としの原因になります。また便が多い状態では治療を行うときに炎症をおこしやすくなり、穿孔などの場合に重篤な腹膜炎をきたしやすくなります。
検査用下剤は薬剤も風味も改良されてきています。そのため問題なく下剤を内服していただき、通常通りに検査を受けられている方がほとんどです。
当院の大腸カメラでも精度の高い見落としのない検査を行うために、前日の専用下剤や検査食・当日の下剤選択にもその人の症状や病変のリスクに応じて判断しています。
通常は専用下剤を1Lと水500ml程度の内服で腸の中はきれいになります。しかし、もともと便通や腸の蠕動が乏しい方、下剤による反応少ない方では2L近い下剤を内服する必要があります。また下剤にもそれぞれ味が異なり、個々の患者さんに適した下剤を選択していますが、やはり大腸内視鏡下剤の内服には味や量の問題点や洗浄度の問題点も指摘されています。
このような大腸内視鏡検査の前処置薬(下剤)についての悩みを持つ方が多いのも事実です。大腸検査を受けたい方や症状からも大腸カメラを受ける必要がある方で、このような悩みのある方でも桐山クリニックでは下剤内服をしなくても大腸検査を行うことができます。
大腸内視鏡の2週間以上前
検査前診察を行います。
診察やレントゲンで腸閉塞などの異常が無いか確認します。便秘の症状が重い方、当院で検査歴がない方、医学的にリスクが高いと判断した場合にはこの方法での検査は受けられません。
診察後に検査前日の準備について説明します。検査当日の下剤の内服はありませんが、その代わり検査前日の準備が重要となります。前日に内服していただく薬剤を処方します。
検査当日
午前8:45に来院していただきます。その後検査準備をして必要な処置を行います。
午前の最初に胃カメラを行い、専用の下剤(洗浄液)を注入します。鎮静でのつらくない検査で胃カメラと注入と同時に行うことができます。
胃カメラ検査後
比較的すぐに目が覚めます。早い方で30分ほどから排便がスタートします。起きられる方は院内やクリニック周辺を散歩していただき、腸の蠕動を促します。概ね2時間ほどで腸のなかがきれいになります。ミネラルウォーターなどの水分は積極的に摂っていただきます。通常の方法で行っても排便がない場合には必要に応じて追加で下剤を内服いただくこともあります。
大腸内視鏡
通常の大腸内視鏡検査と特に変わりはありません。基本的に鎮静によるつらくない検査を行います。検査中ポリープなど病変があれば同時に切除を行います。検査後おなかの状態や鎮静後の安静のため回復室でお休み頂きます。落ち着いたのちに医師よりそれぞれの内視鏡検査結果や注意点について説明があります。
メリット
基本的には下剤をのむ必要はなく、また胃と大腸両方の検査が可能です。胃カメラも大腸内視鏡もつらくなく行うことができます。この方法では下剤を飲むつらさもありません。過去に腹部手術や憩室でつらかった方も、内視鏡挿入技術と適度な鎮静薬の使用で、検査は楽に受けることができるようになっています。
デメリット
両方の検査を行う必要があります。胃カメラを午前の最初に行い、その後腸内洗浄が完了してから大腸内視鏡を行うために院内滞在時間が長くなります。特殊な方法で行うため、一日に行うことができる検査数に限りがあり、ご希望の日程で検査を行うことができない場合があります。
重度の便秘や症状から腸閉塞のリスクが高い方や全身状態より医学的に検査リスクが高いと判断される場合にはこの方法での検査はできません。
胃カメラや大腸カメラが保険適応でない場合には検査前診察を含むすべての診療が自費となります。また保険診療の場合でも自費検査の場合でも専用の注入用システムを使用するための物品費用として別途3300円(税込)がかかります。
桐山クリニックでは下剤内服についても工夫した内視鏡検査や治療を行っております。
胃や大腸など気になる症状がある方は、遠慮なくお問い合わせ・ご来院ください。