大腸内視鏡・胃カメラの専門クリニック

医療法人 桐山クリニック

〒370-0065 群馬県高崎市末広町235-8 (高崎駅から5分)

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Colonoscopy

大腸内視鏡(大腸カメラ):下部消化管内視鏡

本当はつらくない大腸内視鏡検査をすべての方へ – 桐山クリニック(高崎・群馬)

潰瘍性大腸炎(Ulcerative Colitis:UC)

こんな症状ありませんか?

・便に血が混じる(粘血便)

・おなかがいたい

・繰り返すおなかの痛みがある

・便がゆるく下痢が続く

・発熱や貧血症状

潰瘍性大腸炎とは?

潰瘍性大腸炎

特に直腸に慢性の炎症が起こり
粘膜に潰瘍や出血をきたします

潰瘍性大腸炎(かいようせいだいちょうえん)は、大腸の粘膜に慢性的な炎症や潰瘍(ただれ)が起こる病気で、炎症性腸疾患(IBD)の一つです。

免疫の異常な反応により、自分自身の腸粘膜を攻撃してしまうことが原因と考えられていますが、発症の仕組みはまだ完全には解明されていません。

日本では患者数が年々増加しており、厚生労働省によって「指定難病」にも指定されています。
発症は20〜40代に多く見られますが、近年では高齢の方の発症も増えています。

潰瘍性大腸炎は、症状が落ち着く「寛解期」と、再び症状が悪化し再燃する「活動期」をくり返すことのある慢性疾患です。
桐山クリニック(群馬県高崎市)では、患者さま一人ひとりの病状に合わせた丁寧な診断と、再燃を防ぐための長期的な治療管理を行っています。

潰瘍性大腸炎の主な症状

炎症の範囲や程度によって症状は異なりますが、代表的なものは以下の通りです。

  • 下痢や粘血便(血液や粘液が混じった便)

  • 腹痛、腹部の張りや違和感

  • 発熱、倦怠感

  • 体重減少や貧血

 

軽症の場合は排便回数が少し増える程度ですが、重症化すると1日に10回以上トイレに行くこともあります。
感染性の腸炎と思っていたら、実は潰瘍性大腸炎だったというケースも珍しくありません。
症状が長引く場合は、早めに消化器内科での検査を受けることが大切です。

原因と発症の仕組み

潰瘍性大腸炎の原因はまだ明確ではありませんが、次のような要因が複雑に関係していると考えられています。

  • 自己免疫の異常

  • 腸内細菌バランスの乱れ

  • 遺伝的な体質

  • 食生活やストレスなどの環境要因

 

これらが重なり、腸の粘膜に慢性的な炎症を引き起こします。

診断と検査について

潰瘍性大腸炎の診断には、大腸内視鏡検査が欠かせません。炎症の範囲により、「直腸炎型」「左側大腸炎型」「全大腸炎型」のように分類します。炎症は多くの場合、直腸から始まり、徐々に口側の腸の奥に広がっていくと考えられています。

桐山クリニックでは、最新の高解像度内視鏡システムを導入し、高崎市でも痛みの少ない大腸内視鏡検査を行っています。
腸内の炎症の範囲や状態を直接確認し、必要に応じて粘膜の一部を採取して病理検査を行います。

また、血液検査・便検査も併用し、炎症の程度や感染の有無、貧血の有無を総合的に判断します。
クローン病などの他の炎症性腸疾患との鑑別も重要です。

また潰瘍性大腸炎では大腸以外の臓器にも合併症が起こることがあります。眼や皮膚、肝・胆道系や骨格(関節)などに症状が出ることもあります。

潰瘍性大腸炎の治療について

潰瘍性大腸炎の治療は、「炎症を鎮めて症状を落ち着かせること(寛解導入)」と、

「症状を再発させずに安定した状態を維持すること(寛解維持)」の2つを目的に行います。

 

① 薬物療法

潰瘍性大腸炎の基本治療は薬による炎症のコントロールです。
代表的な薬剤には以下のものがあります。

  • 5-アミノサリチル酸(5-ASA)製剤:炎症を抑える基本薬

  • ステロイド薬:炎症が強い時に短期間使用

  • 免疫調整薬:免疫の異常反応を抑える

  • 生物学的製剤・JAK阻害薬:重症例・再燃例に使用

 

内服薬・坐剤・注腸薬を症状に応じて組み合わせ、最適な治療を行います。

 

② 生活習慣の見直し

再燃を防ぐためには、バランスの良い食事・十分な睡眠・ストレスの軽減が重要です。
脂っこい料理やアルコール、刺激の強い食品は控え、消化の良い食事を心がけましょう。

 

 

③ 外科的治療

薬で症状が改善しない場合や、重度の出血・がん化リスクが高い場合は、手術を検討します。
 

桐山クリニックでは、適切なタイミングで高次医療機関と連携し、手術を含めた治療方針をサポートします。

合併症と定期的なフォローアップ

潰瘍性大腸炎を長期間患うと、大腸がんの発生リスクが高まることが知られています。そのため、症状が落ち着いていても、定期的な大腸内視鏡検査による経過観察が必要です。

また、関節炎や皮膚炎、眼の炎症(ぶどう膜炎)などの腸外合併症が見られることもあります。
当院では、全身の症状を考慮しながら総合的な治療を行っています。

当院でできること

潰瘍性大腸炎は、免疫の異常によって大腸に炎症が起こる慢性疾患です。

 

桐山クリニックでは、最新の治療と丁寧なフォローで、患者さまが快適な日常を取り戻せるようサポートしています。症状が長引く下痢や血便、腹痛がある場合は、早めの検査と治療が大切です。地域の皆さまが安心して受診できるよう、高崎市に根ざした温かい医療を心がけています。

  • 消化器病専門医による丁寧な診療と長期フォローアップ

  • 最新の内視鏡機器と消化器内視鏡専門医による苦痛の少ない大腸内視鏡検査

  • 潰瘍性大腸炎・クローン病などの炎症性腸疾患に専門対応

  • 群馬大学病院や高崎総合医療センターなど高度医療機関との連携体制

潰瘍性大腸炎は、長く付き合っていく必要のある慢性疾患ですが、現在は治療薬の進歩によって、社会生活を送りながら安定した状態を維持できる時代になっています。

症状のある方は

桐山クリニックでは、患者さまの不安を軽減し安心して通院を続けられるように

お一人おひとりに合わせたきめ細やかな診療と生活サポートを大切にしています。

血便や下痢・腹痛など気になる症状がある方は遠慮なくお問い合わせ・ご来院ください。

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代表医師紹介

桐山 真典

医学博士

消化器内視鏡専門医・指導医

消化器病専門医ほか・・・